目次
小児矯正に必要な費用はいくらくらい?
お子さまが小さい時期に矯正治療を開始することで、治療費の負担が減少します。
しかし、矯正の方法にも色々な手法があり、矯正の方法によって必要な費用が変わります。
子どもは、アゴが成長段階である為、小児矯正は、アゴの成長や歯並びの感覚を考えたものではございません。
歯並びは人それぞれ違いがあるため、安く済む矯正方法だけを選択できるとは限りません。
お子さまの歯を矯正をする場合には、歯医者さんとしっかり話し合いして、お子さまの成長具合に沿った矯正方法を選択しましょう。
矯正治療に適した子供の年齢は?
お子さまの矯正治療の推奨時期は、6歳頃から中学生までと言われています。
乳歯から開始する矯正については、永久歯が美しく生え揃うことを考えながら治療をします。
小学校の高学年以降に矯正するケースでは、気をつけるポイントは大人と違いはありません。
子どもは歯が簡単に移動しやすいため、歯を簡単に動かすことが大きな利点です。
歯の動かしやすさは、治療期間を短くしたり、痛みを軽くすることに直結します。
小児矯正をする利点について
アゴが正しい形へ成長する
出っ歯の要因はいくつも存在し、例えば遺伝などが挙げられます。他にも、お子さまの成長過程において、日頃の習慣や癖が出っ歯の要因になることがあります。3歳程度の指しゃぶりなどの癖はそれ程気にしなくても問題ございませんが、5歳を経過しても継続すると出っ歯になるリスクが高まります。
指しゃぶり以外の癖として、幼少期に口呼吸をする悪習慣が身に付いていると、アゴの成長に悪影響を及ぼし出っ歯になるケースがございます。日頃の悪い癖を改善し早期に矯正治療を開始することで、正しいアゴを形成することが出来ます。
歯を抜かなくても済む
お子さまのうちに矯正を実施すれば、歯を抜かなくて済むケースがあります。
先天性の出っ歯には、下のアゴが小さい時と上のアゴが大きいケースが存在します。
下のアゴが大きくなければ、プレート矯正によりアゴを広げ、歯列を正しい位置にすることが出来ます。
プレート矯正では歯を抜くことは無いので、お子さまの身体的なダメージを軽減できます。
プレート矯正は、乳歯が生えているタイミングの子どもに対応しています。
上のアゴが大きいケースでは、リンガルブラケット矯正、ブラケット矯正、マウスピース矯正などの矯正方法からお子様の口内環境に合わせて選択します。
前歯の位置を正しくする間隔が不足している時は、歯を抜く必要性も出てきます。
定期的な虫歯のチェックも可能
小児歯科に定期的に通うことで、虫歯のチェックやクリーニングを並行しておこなうことが出来ます。
出っ歯や噛み合わせの矯正に限らず、子どもの歯の健康のためには、定期的な検診は大切です。
忙しい社会人になってから矯正をしなくて良い
幼い内から矯正を済ませば、大人になってから矯正をしなくても大丈夫です。
社会人になった後の歯列矯正では、お子さまの矯正と比較して歯が移動する為の時間が必要です。
お子さまがの年齢が低く永久歯に生え替わる際の矯正であれば、歯茎が柔軟ために歯を動かしやすく、容易に矯正が出来ます。
虫歯を少しでも早く発見できれば費用や身体的な負担が少なくなる為、生涯に渡って使える健康的な歯を維持することことができます。
そして、幼い頃から歯医者さんに慣れていれば、歯医者さんに対して怖い感情を持たなくなります。
小児矯正の注意点について
矯正のトータル期間が長期化する可能性がある
小児矯正は、アゴの成長が完了する15歳くらいまで、歯の状態を確認する必要があります。
その為、お子さまの前歯の状態を改善する為に歯医者さんに行ったとしても、治療をすぐに始められない場合があるということです。