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歯科矯正によって唇の大きさを落とせる場合がある
唇が出っ歯によって押し出されて、たらこ唇になっている場合は治療が出来ます。矯正治療を通じて出っ歯を改善することで、唇の大きさを落とすことが出来る場合があります。
唇が分厚くなる原因が上顎や下顎どちらに関しても歯の突出である場合は、その箇所を改善することで唇の大きさも変化させることが出来ます。
生まれつき唇が大きい人の場合は改善ができない。
元々唇が分厚い場合には、歯列矯正では改善が難しい可能性があります。それは、噛み合わせや歯並びが影響してたらこ唇になっている場合は歯列矯正で改善が見込めますが、生まれつき唇にボリュームがある方は改善が見込まれません。そのような方が唇を薄くしたいという希望がある場合には、美容整形等で唇のボリュームを落とす手術が必要になってきます。
たらこ唇を改善する4つの手段
①口呼吸から鼻呼吸へ
たらこ唇の原因が口呼吸の場合があります。その時は、口呼吸を鼻呼吸へ切り替えることでたらこ唇が改善する場合があります。口呼吸が習慣になっている時は、鼻呼吸への改善に時間が掛かるかもしれません。
この時に気を付ける点として、口を閉じたまま口角をあげて唇を横へ広げることで、たらこ唇のボリュームを落とすことに繋がります。たらこ唇の方は口を前に出すことが多いので、「い」の形に口を意識して横に伸ばすことで改善へ繋がります。
②顔の表情を鍛えていく
口角が下がることは、たらこ唇に見えることに繋がりやすいです。口角が下がらない様に表情筋と呼ばれる口の周りの筋肉を鍛えることを推奨しております。表情筋を鍛える為に、今からご紹介する4つの手順でトレーニングをしてみましょう。
1.上と下の唇を口内に巻き込むようにして軽く噛みましょう。軽く噛む唇の幅は最大で1/2を目安にすることがポイントです。
2.唇を軽く噛み終わったら、その後に手のひらを両頬に当てましょう。
3.両頬に手を当てた状態で、口角を斜め上方向にリフトアップするイメージで引っ張りましょう。
4.更に口角が上がるように笑顔の表情を作りながら、その表情のまま約20秒ほど保って下さい。
以上のトレーニングを意識して、1日3セットほど繰り返すと表情筋を鍛えることが出来ます。
③歯列矯正でたらこ唇を改善しよう
冒頭でご説明した様に、歯列矯正をすることでたらこ唇を治せる場合があります。特に歯が出っ歯の方などは効果が表れやすいです。
しかし、必ずしも歯列矯正をすることでたらこ唇が改善する訳ではございません。歯列が原因でたらこ唇になっている方は改善は見込めますが、変わらない場合もあります。
たらこ唇を改善する為に治療をする場合は、個人差があることを理解して歯科医師へ相談しましょう。事前のカウンセリングで希望を伝えないとイメージ通りの成果が出ません。
④たらこ唇への気持ちを切り替えてみる
たらこ唇をコンプレックスだと思っている人は多い様です。自分が思っているよりもたらこ唇ではない方もいらっしゃると思います。周りの方に一度確認してみると良いかも知れません。実は周囲の人からすると、たらこ唇では無いと思っている方は多い場合もあります。
表情筋を鍛えるトレーニングを含めて、歯列矯正とは別の改善の仕方は沢山ありますが、例えばメイクなどでたらこ唇への気持ちを切り替えている方もみえます。
また、人によっては唇にボリュームがある方が好きだという方も多いです。例えば唇が分厚いことがセクシーさを演出できる一面があるなど、一概にコンプレックスと言えないこともあるので悩み過ぎないようにしましょう。