こんばんは、2018年8月愛知県刈谷市にて開業
NICO矯正歯科 院長 野村 隆之です。
今日は名古屋駅で開催された矯正歯科の先生に向けた勉強会に参加してきました。
矯正分野の第一線で活躍されている先生のお話が聞けてとても刺激になりましたし、勉強にもなりました。
有意義な一日を過ごすことができました。
さて、先日は一般的な矯正治療においては保険適応外である、というお話をさせていただきました。
叢生と呼ばれるガタガタである歯並びや、
上顎前突と呼ばれる出っ歯の方、
下顎前突と呼ばれる受け口の方、
噛み合わせが深い過蓋咬合の方など、
これらの症状をお持ちの方が矯正治療を行う際には保険適用外の自由診療となります。
ところが、矯正治療の中には健康保険が適用になるケースもあります。
それは顎変形症と呼ばれるケースです。
保険適用の矯正治療|顎変形症とは?
顎変形症とは、
顎の骨自体に問題があり、上下の顎の骨の大きさや形に不調和があり著しい骨格的な上顎前突や下顎前突、
顎のずれ(偏位)を伴う顔面非対称が認められる症状のことを言います。
ただし、顎変形症を保険診療で行うためには顎の骨を切る外科的な手術を行うことが前提条件となります。
また、保険適応の矯正治療を受けるには国が定めた指定医療機関で受診することも条件となります。
この指定医療機関のリストに関しては
公益社団法人 日本矯正歯科学会のHPからも確認していただくこともできます。
www.jos.gr.jp/facility/
当院も指定医療機関として登録されております。
保険適用の矯正治療|顎変形症以外の治療はありますか?
また、手術を伴う顎変形症以外にも保険適用となる場合があります。
それは“ 厚生労働大臣が定める疾患 “として53項目が挙げられています。
例えば、唇顎口蓋裂やゴールデンハー症候群、
鎖骨頭蓋骨異形成、トリーチャ・コリンズ症候群
ピエール・ロバン症候群、ダウン症候群
6歯以上の先天性部分無歯症 等が挙げられます。
詳しくは上記HPをご覧いただけますと、ご確認できます。
上記いずれかにあてはまるようでしたら矯正治療に健康保険を適用していただくことが可能です。
ただ先に申し上げました通り施設基準を満たしていないと受診できないため、事前に確認いただくことも大事だと思います。
ご自身のお口の中やお子様のお口に関してご不明な点があれば、矯正専門医に一度ご相談ください。
今日は矯正治療における保険適用についてご説明させていただきました。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
ご相談ご予約いつでもお待ちしております。
愛知県刈谷市 NICO矯正歯科 日本矯正歯科学会認定医 野村隆之