前回は「イー」の口をしたときに生じる、黒いスキマの正体について詳しく説明しました。 今回も引き続き同じテーマで、症状の予防策や治療法の有無などを紹介します。
予防につながる一番の近道は「適切な口腔ケア」!
歯に付着したプラークを除去するために、歯ブラシを強く当ててブラッシングをする方がいらっしゃいます。しかしそれを続けていると、黒いスキマが生じるかもしれません。 強い刺激を受けると、歯茎は徐々に後退してしまうためです。 適切な持ち方で正しく磨けていれば、強い力がなくとも汚れは簡単に取り除けます。 「どれだけ磨いても取れないんだけど…」 という場合は、プラークが歯石になっているかもしれません。歯科医院を受診し、専用の歯科クリーニングを受けましょう。どれだけ頑張って磨いても、自力では落とせないので注意が必要です。 また歯間ブラシを、歯間へ無理に挿入することも避けてください。歯茎に過度な刺激を与えないよう、やさしく挿し込むことが大切です。 正しい口腔ケアは常に心掛けてほしいものですが、特に歯列矯正をしている間は注意しなければなりません。治療中に歯茎を刺激し続けると、より下がりやすくなるためです。 適切なブラッシング方法がわからないときは、かかりつけ医に相談しましょう。 NICO矯正歯科でも、歯列矯正や定期検診の際に適切な口腔ケアの方法を指導していますよ。
ブラックトライアングルは治療できる?
まず黒いスキマが生じたからと言って、機能面に悪影響を及ぼす心配はありません。歯列矯正中であっても、特に問題なく治療を進められるでしょう。 ただ、見た目の問題ばかりはどうにもなりません。感じ方には個人差がありますが、場所によっては目立ってしまうのが現実です。
消失する可能性はある?
残念ながら、一度できたスキマが自然に消失することはありません。根本的な原因に「歯槽骨の減少」がありますが、それを回復させる方法がまだ見つかっていないためです。 ただ、スキマが目立つ部分の歯を少しだけ削り、歯列矯正で歯を移動させれば見た目の印象は変化します。 削ることで歯を長方形に近付けて、歯を移動させることをイメージしてもらえるとわかりやすいと思います。 ちなみに黒いスキマは、できやすい人とそうでない人がいます。歯周病の既往歴や不正歯列の度合い、歯肉の健康状態などをもとに予測できることもあるので、気になる場合はかかりつけ医に相談しましょう。 併せて、日頃のブラッシングがきちんとできているかどうかもチェックしてもらう必要があります。口腔ケアの正しい方法を指導してもらえる歯科医院を選ぶのがよいでしょう。 最後に「歯列矯正をしたら、必ず黒いスキマができてしまう」というわけではありません。口元にコンプレックスをお持ちの方は、ぜひ歯列矯正を検討してくださいね。 困ったことや不明点などがあれば、事前にかかりつけ医へ相談しましょう。
口元にコンプレックスをお持ちの方は、ぜひ当院へご相談ください!
NICO矯正歯科では、さまざまな装置を用いた矯正治療に対応しています。 患者さまの理想の歯列や治療への希望に合わせた方法を提案しますので、口元にコンプレックスがある方はぜひご相談ください。 日本矯正歯科学会認定医が、責任をもって治療を行います。また感染症対策も万全にしていますので、安心してご来院いただけます。 WEB予約を24時間受け付けていますので、気軽にご相談くださいね。