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ほうれい線が発生する原因について知ろう
①童顔の方に多く見られる出っ歯
個人差はございますが、出っ歯が童顔の原因になっているケースがあります。出っ歯が矯正によって改善されることで顔のイメージが落ち着き、それが老けに繋がっている場合もあります。あくまで童顔や老け顔というのは主観的な問題でもあり、一概には言えません。
②日頃の食事がほうれい線に繋がる
歯列矯正の後にほうれい線が濃くなったと感じる場合は、歯列矯正中の食べ物に原因がある可能性もあります。歯列矯正中は矯正器具が食事を妨げる為、食事のメニューが限定されます。
歯が痛くなったり、器具が壊れるからと、固い食べ物を沢山食べられない場合も歯列矯正中はよくあることです。
人は、噛む回数などが減少して口元の筋力が低下すると、ほうれい線がくっきり目立つように変わります。歯列矯正により矯正器具を装着したことにより、食生活が変わりそれが筋力を弱くしてしまったのかもしれません。このケースでは、食生活で噛む回数を増やす意識をすれば、ほうれい線のイメージが柔らかくなる場合があります。
矯正によって噛み合わせが正しい位置になったら、口元の筋力も治療の前よりはバランスが整うはずなので、良く噛む食生活を習慣にすると良いでしょう。
③抜歯がほうれい線になるケースも
出っ歯を抑える為に、抜歯が必要な矯正治療を実施し、前方に突出していた歯を手前にすることが出来ます。その様な矯正の場合、以前まで上唇を無理やり伸ばすようなしぐさが習慣になっている方は、矯正により歯が引っ込むことで前歯と上唇の間に遊びが発生します。
今まで出っ歯の影響で維持していた皮膚が弛むことで、ほうれい線がくっきり目立つように感じる場合も考えられます。
しかし、これも一つの仮説で、明確な要因とはいえません。具体的には、若い頃に歯列矯正をしていても、加齢と一緒にほうれい線がハッキリする場合もある為、全てのほうれい線に対して抜歯が影響しているとは言えないでしょう。
ほうれい線を改善する治療について
①歯列矯正の際にほうれい線について伝える
歯科医院では歯列や噛み合わせを正しくしようと治療を施します。その理由は、歯並びを綺麗に、噛み合わせを正しくすることなので、ほうれい線が出来る限り目立ちにくいようにすることを第一に考えることはありません。
その為、歯列矯正を実施する前に、ほうれい線についても普段気にしていることを歯科医院で伝えましょう。歯列矯正の際にほうれい線のことを全ての歯科医院で気にして治療することは難しいかもしれませんが、一言伝えることで、ほうれい線が少しでも目立ちにくいような施術方法を検討してくれるかもしれません。
ほうれい線は加齢によって徐々に目立つようになる場合があります。その為、必ずしも噛み合わせや歯並びがほうれい線に影響しているとは言えないことは、事前の知識としてしっかりと認識しておきたい部分です。もちろん、正しくない噛み合わせよりも治療で改善した方が健康上は良いので、ほうれい線を改善する為だけに治療を止めるようなことは、検討しない方がいいでしょう。
②歯列矯正でほうれい線を改善しよう
歯列矯正により、ほうれい線が目立つケースもありますが、実際のところ出っ歯が解消されることで口元の筋力やバランスが整い、ほうれい線の改善に役立つというケースもあります。
また、ほうれい線に意識が向くのは治療の最初の時期だけで、矯正した後しばらく経過すれば、ほうれい線があまり目立たなくなることも可能性として十分にあります。
③専門分野の医院に相談する
歯列矯正とは関係ないほうれい線には、別の対処法を選ぶことも大事な手です。例えば、美容皮膚科などで相談したりして、専門分野の医院で診断してもらうと、悩みを正確に解消できるかもしれません。