矯正治療を迷われている患者さまの中でも「出っ歯」に悩まれている患者さまが多いのではないでしょうか。
特に、最近多くの患者さまからご相談いただくのが、「インビザラインで出っ歯って治るんですか?」というご質問です。
結論から申し上げますと、症例にもよりますが「できる」です。
では、「出っ歯」とはどのような状態なのかを踏まえて、ご説明させていただきます。
出っ歯とは?
「出っ歯」という言葉、患者さまも日々の生活の中でも、耳にする言葉だと思います。どういう状態かを説明しますと、上あごの前歯が下あごの前歯より飛び出した状態のことを言います。正常な状態であっても、上あごの前歯は下あごの前歯よりも前にあるのですが、上あごの前歯と下あごの前歯が全く触れないほど突出している状態のことをいいます。
上あごの前歯が下あごの前歯より後ろにあることを反対咬合、下顎前突と言ったりします。(受け口やしゃくれで患者さまは聞いたことがあるかもしれません。)
出っ歯の状態になってしまうと、見た目を気にされる患者さまも多いのですが、噛み合わせが悪く、食べているものを噛み切れないことなどの不具合をおこすことがあります。
出っ歯の原因とは?
出っ歯の原因は、いくつかの事象が積み重なっていることが多いのです。
小さい頃、指しゃぶりをしているときに上あごの前歯をグッと押し出したり、頬杖をつく癖があったりと様々な習慣による原因や、遺伝によることもあります。
出っ歯を放置するリスクとは?
上あごの前歯が出っぱった状態ですので、口が閉じにくく、口腔内が乾燥した状態(ドライマウス)になります。
口腔内が乾燥した状態のままだと、唾液による自浄作用や免疫力が落ちてしまい、むし歯や歯周病のリスク高まります。
また、新型コロナウイルスだけでなく、口腔内に入ってくる様々なウイルスなどに対する免疫力も落ちてしまいます。
お口が閉じにくいことにより、鼻呼吸から口呼吸となってしまいます。そうすると外気をそのまま肺に吸い込み、風邪やアレルギーに対しても弱まってしまいます。
インビザラインによる出っ歯とは?
インビザライン矯正治療では、出っ歯を治療するために歯根(歯を支えている土台の骨に入っている根っこの部分)を唇側から力を加えて治療を進めます。マウスピースの裏側に突起が付いており、歯を内側に引っ張るような力をかけることができるため、インビザラインによる出っ歯治療が可能となります。
Summary
出っ歯は、普段の習慣が原因だったり、遺伝を原因とすること、様々な要因で起こってしまいます。
しかし、それを放置することによるデメリットは風邪やアレルギーになりやすいこと、
また、むし歯や歯周病のリスクも高まってしまうことです。
他人からわかりにくい矯正方法として「インビザライン」(透明なマウスピース型の矯正装置)があります。
ご相談ご予約いつでもお待ちしております。