おはようございます、2018年8月愛知県刈谷市にて開業予定
NICO矯正歯科 院長 野村 隆之です。
昨日は一日暑かったですね。
我が家は今年初めての扇風機を出しました。
まだ朝晩で寒暖差があります。みなさま体調管理にはぜひ
お気をつけになってください。
さて、今日は矯正のご相談の際によくあがるご質問
についてお話ししようかと思います。
何度かお話ししましたが、矯正治療はとても長いです。
成人の方でも治療期間が2~3年、それからさらに保定と呼ばれる
後戻りを防ぐ期間が2年ほどありますのでトータルで5年ほど
かかります。
もし小児期で一期治療から始めた場合には小学生3、4年生から
始めると考えて一期治療、二期治療あわせて7〜8年、後戻りを
防ぐ期間まで含めると10年近くの治療になります。
これだけ長期に渡ればライフステージにおける
様々な出来事が起こると思います。
成人の方であれば、ご結婚やご出産
またお仕事の都合による遠方への転勤、それに伴う転居など
小児期から始めた方であれば進学先が県外などの
遠方となった場合や、ご両親の転勤に伴い転居が必要になることが
あります。
では、矯正治療をしている最中にそのようなことが起こったら
どうすればいいのか。
ご不明な点も多いかと思いますので今日は矯正治療の中断について
お話しします。
まず治療中にご結婚することになった場合ですが、
一時的に装置を撤去することは可能です。
前撮りや結婚式当日は最高の笑顔で迎えていただければ、
と思います。
装置は式が終わってから再度つけ直すことになります。
ただし再度装置をつけ直すことにより治療期間の若干の延長は
致し方ないかと思います。
また女性の患者さまで治療期間中にご出産をされる方も
いらっしゃるかと思います。
矯正器具自体はご出産の際に特に問題となるようなことはありません。
ただ、ご出産前とご出産されてからしばらくはなかなか通院が難しい
と思います。
やはりその分治療期間に関しては少し延長することになるかと
思います。
では、お仕事や進学で県外などの遠方に転居することになった場合
はどうなるでしょうか。
矯正治療は月に一度の通院となりますので、もし可能であれば
帰省のたびに通っていただく事もできます。
ところが通院が不可能となった場合には転院が必要になります。
その際には転居先に信頼のおける矯正科医がいらっしゃれば
こちらでご紹介状や治療経過記録、初診時の記録を用意させて
いただきます。
ここで一つ問題となるのが治療費に関することです。
仮に当院で矯正治療全体の半分まで終わっているのであれば
いただいた契約金の半分をお返しすることはできます。
ところが転居先の歯科医院で再度矯正治療を始める場合には
一般的には再度トータルの費用がかかることが多いです。
つまり、患者さんの費用面でのご負担が増えることが多いです。
可能であれば契約した歯科医院にて治療を続けることがベストですが
やむを得ない事情がある時には仕方がないことだと思います。
転居・転院が必要になった際には早めにご相談いただけますと
幸いです。
本日は矯正治療の中断についてご説明致しました。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
刈谷市で歯並び噛み合せに関してのご相談はNICO矯正歯科へ
愛知県刈谷市半城土西町2丁目1番地26
歯学博士
日本矯正歯科学会 認定医
NICO矯正歯科 院長 野村 隆之