こんにちは、2018年8月
愛知県刈谷市にて
矯正専門歯科医院を
新規開業致しました。
NICO矯正歯科
院長 野村 隆之です。
いよいよクリスマスが
近付いてきましたね。
当院の待合室には３メートルの
巨大なツリーが飾ってあるのですが、
そのツリーが見られるのも
あと１０日ほどかと思うと
とても寂しく感じます。
今年は当院の患者様で、
待合室のツリーの前で写真を
撮っていかれる方がとても
多くいらっしゃいました。
かわいいオーナメントが沢山
ついていて、見ていて
とても楽しくなってくるような
ツリーです。
今年もスタッフがみんなで
きれいに飾り付けをしてくれました。
そんな当院自慢のツリーを
ぜひ見にいらしてください。
当院のInstagram(takayuki.n０４３０)
にもツリーの写真や院内の
待合室の写真が載っておりますので
ぜひご覧になってみてください。
さて、当院では先日
ドクター・スタッフ
含めて皆でMFTについての
院内勉強会を開催しました。
”MFT”といきなり言われても
なんのことなのか…。
よくわからない方も多いと思います。
MFTとはMyofunctional therapy
(マイオファンクショナルセラピー)
の略で口の周りの筋肉の不調和を
改善するための治療となります。
口の周りの筋肉とは
上下の唇の筋肉や
口の周りにある筋肉のことを
指しますが、その中には
舌（べろ）の筋肉も含まれます。
毎朝小学生の集団登校をよく
見かけますが、その中で
口があいたままの状態に
なっているお子さんの数が
非常に多いことに驚かされます。
口があいたままになってしまう
原因としては
口の周りの筋肉の発達が弱いため
口が閉じづらい、
もしくは
歯並びが悪くて口が閉じられない
ということも考えられます。
ところが実はそれ以外にも原因に
なりうる大きな要因があります。
それは舌（べろ）です。
舌の正しい使い方が
できていないとお口ポカンの
原因になってしまいます。
今、皆さんの舌の位置は
どこにありますでしょうか。
下アゴの前歯の裏側や、
上アゴの前歯の裏側を
触っていませんか？
または上の前歯と下の前歯の
間に舌を挟んでいませんか？
正しい舌の位置は、
舌の先端をスポットと呼ばれる
上アゴの前歯よりも少し奥側の
ヒダがある部分に軽く
触れているのが正解です。
この状態が普段から特に
意識しないで出来ていれば
問題ありません。
さらに唾液を飲み込むときには
舌全体を持ち上げるようにして
唾液を飲み込みます。
ここまで出来ていれば
素晴らしいと思います。
人は１日におよそ
１５００〜２０００回
唾液を飲み込みます。
この時の舌の力はなんと約２㎏も
あります。恐ろしく強い力です。
では矯正治療で私たちが歯を動かす時に
かける力はどのくらいでしょう。
わずか２〜３００gです。
このように非常にマイルドな力でも
歯は動いてしまいます。
では、毎日２㎏の力で
１日１５００〜２０００回も歯を
押し続けたらどうなるでしょうか。
当然、歯は動いてきます。
しかもそれが何年も
かけて行われたら…
内側から歯が押されることにより
上の前歯が飛び出して出っ歯になったり
上下の歯を内側から
押し出すことにより
上下顎前突（上下の前歯が前に出る）
になり口が閉じづらくなったり
口元自体が出てしまったり
押され続けて上下の前歯が
閉じなくなり
開咬と言われる
前歯でものが噛めない状況に
なってしまったり
舌が原因でなる悪い歯並びは
他にも沢山あります。
MFTでは、正しい舌の位置や
使い方をマスターしてもらうために
トレーニングを行います。
トレーニングの種類も沢山あり、
状態に合わせてこちらで指導を
していくことになります。
歯並びが良くなっても口の周りの
筋肉の状態が整っていなかったり
舌の悪い癖が残ったままであれば
必ず”後戻り”の原因になります。
当院では、MFTが必要な方には
しっかりと指導させていただきます。
きれいな歯並びになるために
舌のトレーニングも一緒に
頑張りましょう。
本日はMFTの重要性に
ついてお話しさせていただきました。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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