ORTHO 成人矯正
成人矯正とは
成人の方が矯正治療をはじめられる場合に使用する装置は、小児期から治療を開始した方が一期治療を終えて二期治療に入ってから使用する装置と同じものになります。
仕事の都合で人に気付かれたくない方には歯の裏側に装置を装着するリンガルブラケットや透明なマウスピースを装着して矯正していく方法もあります。矯正治療は長い期間がかかりますので、せっかくなら楽しんで治療期間を過ごし、素敵な歯並びを手に入れましょう。
当院では全力でそのお手伝いをさせていただきます。
成人矯正のメリットとリスク
MERIT メリット
キレイな歯並びになる
歯石などが付きにくい環境となり歯周病を防ぐ
笑顔に自信が持てる
しっかり噛める
RISK リスク
固定式の矯正器具の場合、むし歯になりやすい
着脱式装置の場合、お子さまの取り組みが課題となる
治療中痛み・違和感を伴う
アゴが開きづらくなる場合がある
開け閉めするたび音がなる、痛みを感じることがある
歯根吸収が起こる可能性がある
治療の開始時期について
成人の方、すべての歯が永久歯にはえかわり体の成長も止まっている成人の方であれば矯正治療の開始時期はいつでもよろしいと思います。思い立った時が治療開始のタイミングです。また成人の方の矯正治療においては年齢制限の上限は特にありません。
歯の健康を守るために
ご自身の歯磨きだけでは取り除くのが難しいため虫歯の原因になるガム・キャラメル・ハイチュウなどの粘着性の高い食べ物、お菓子は残念ながら厳禁です。
歯磨きのコツ
ブラシの毛の中央部が山形になっているものをご用意いただいたり、ワンタフトブラシと呼ばれる凸型に毛先が集まったものを補助的に使っていただけるといいと思います。また「細かいストロークで磨く」「装置の隙間に歯ブラシの毛先を突っ込んで、装置の周囲を磨く」「歯ブラシの毛先を45度ほど傾けて装置と歯との境目の部分を磨く」を意識して、もらうとよいかと思います。
取り切れない汚れは、来院時に歯科医院にて専用の器具で除去してもらうと、より歯の健康を保っていただけます。
よくあるご質問
矯正治療で痛みはどれくらいありますか?
成人の方や永久歯列に対して使う、ブラケットと呼ばれる歯の表面に付ける矯正装置でも違和感はあります。初めはしゃべりづらかったり、食事がとりづらかったり、歯磨きが大変であったり、唇の裏側に大きな口内炎がいくつもできたりと色々なトラブルができることもあります。ただし、これも時間が経過すれば必ず馴れるようになり、食事や発音も問題なくできるようになると思います。成人の方や永久歯列期の方ではブラケット治療の他にマウスピース型矯正装置(インビザライン)をお使いいただくこともありますが、ブラケットによる治療よりもこちらのほうが痛みは感じにくいようです。ただし、痛みの感じ方に関しては個人差があります。
親知らずはどうすればいいですか?
レントゲンにて位置の確認をしながら抜歯の必要性を決めていくことになります。下アゴの親知らずに関しては抜歯をお願いすることが多くなります。
歯を抜かないと矯正できないのですか?
歯のガタガタの度合いが大きくそのままではスペースが足りずうまく並べられない場合や元々骨格的に上顎前突(出っ歯の方)である方の前歯を内側に引っ込める為のスペースをとる必要がある場合抜歯を行うことがあります。必ずしも抜歯をしなければいけないわけでは、ありません。
結婚式を控えており、どうしても装置を取り外したいのですが?
一時的に装置を撤去することは可能です。前撮りや結婚式当日は最高の笑顔で迎えていただければ、と思います。装置は式が終わってから再度つけ直すことになります。ただし再度装置をつけ直すことにより治療期間の若干の延長は致し方ないかと思います。
仕事や進学で県外などの遠方に転居することになった場合はどうなりますか?
矯正治療は月に一度の通院となりますので、もし可能であれば帰省のたびに通っていただく事もできます。ところが通院が不可能となった場合には転院が必要になります。その際には転居先に信頼のおける矯正科医がいらっしゃればこちらでご紹介状や治療経過記録、初診時の記録を用意させていただきます。転居・転院が必要になった際には早めにご相談いただけますと幸いです。