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歯並びを直したい人へ!4つの矯正治療方法と日頃から気をつけたい習慣を紹介

愛知県刈谷市 NICO矯正歯科
日本矯正歯科学会 歯科医師 院長 野村隆之

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矯正治療の方法を考察


歯並びを改善する方法についての情報が不足しているかもしれませんね。今回は歯並びを美しく整えるための矯正方法を紹介し、それぞれの利点や欠点、費用、所要時間などを説明します。これにより、歯科治療を検討する際に適切な選択肢を見つけるのに役立つでしょう。さらに、歯並びの悪化原因や、自己改善の方法についても詳しく説明しますので、ぜひご参考にしてください。

 

 1.ブラケット矯正

ブラケット矯正は、歯科治療の中で広く採用される方法の一つです。このアプローチでは、各歯にブラケットと呼ばれる装置を取り付け、歯を微妙に調整していきます。そのため、数ミリ単位の精密な調整が可能です。この方法の大きな利点は、歯を効果的に移動させることができること、ブラケットが耐久性があること、多くの症例で使用されていることです。

一方で、ブラケット矯正のデメリットは、外見が目立つことがあり、周囲に治療を受けていることがすぐにわかることです。このデメリットを緩和するために、歯医者によってはブラケットの材質を白色や透明にすることで、歯との一体感を高めて目立ちにくくするオプションもあります。さらに、適切な歯磨きのコツを掴まないと、歯のケアが難しく、虫歯のリスクが高まることも考慮すべき点です。

 2.舌側矯正

舌側矯正は、金具を使用した矯正方法の一つで、歯の裏側に装置を取り付けます。この方法の利点は、他人から見えないため、矯正治療を受けていることが分からないことです。一方で、金具が舌に当たりやすく、違和感を感じることがあるため、慎重に選択する必要があります。また、ブラケット矯正と同様に、適切なケアが必要でなければ虫歯のリスクがあることも考慮すべきです。

 

 3.マウスピース矯正

歯医者によって作成される専用の透明なマウスピースを使用して歯を徐々に調整する方法です。このマウスピースは薄くて目立たず、取り外し可能です。食事や歯磨きの際に外すことができますが、それ以外の時間はほぼ常に着用します。通常、1日あたり約20時間の装着が必要であり、医師の指示に従わないと治療期間の延長や予定通りの進行が難しくなることがありますので、適切な装着時間を守ることが重要です。

 

歯医者さんで専用のマウスピースを作成してもらい、それを元に少しずつ歯を移動させていく矯正方法です。マウスピース自体は薄くて透明なので歯につけている時も目立たず、取り外し可能です。食事や歯磨きの時などは外すことが出来ますが、それ以外はずっとつけているのが基本です。 装着時間の目安は1日20時間くらいとされていて、担当医の指示の通りに正しくつけないと治療期間が延びたり、予定通りに進まなかったりするので気をつけましょう。

 

 4.部分矯正

前歯や特定の歯のみを改善したい場合におすすめなのが部分矯正です。全ての歯を調整する必要がないため、期間が短く、費用が抑えられる利点があります。ただし、噛み合わせの修正はできないことがデメリットです。

部分矯正には様々な方法があります。歯の一部が大きく飛び出ている場合や凸凹が顕著な場合には、ブラケットを使用しながら抜歯や歯の削除を行うことが一般的です。一方、移動範囲が限定的で凸凹が少ない場合には、マウスピース矯正が選択されることがあります。

矯正の費用と期間

多くの矯正治療は保険適用外です。保険が効かないため、治療費用はかなりかかることがあります。ここに示すのは保険適用外の矯正治療の一般的な費用の目安です。ただし、歯の状態や使用される素材により価格や期間が異なるため、治療を始める前に必ず歯医者に相談し、具体的な費用と期間を確認しましょう。

 

◆ブラケット矯正

ブラケット矯正は金属が目立つデメリットがありますが、全ての歯を矯正する方法として比較的安価です。

・費用: 95万円~

・期間: 2年~3年(目安)


◆舌側矯正

舌側矯正はブラケット矯正よりも目立たないが、その分費用が高くなる特徴があります。

・費用: 130万円~

・期間: 約3年(目安)

◆マウスピース矯正

マウスピースの素材により期間や費用が異なり、装着時間を守ることが重要です。

・費用: 上下の歯で95万円~

・期間: 2年~3年(目安)




◆部分矯正

前歯や特定の歯だけを矯正する場合、費用を抑えることができます。ただし、移動範囲や歯の数により費用と期間が変動するため、確認が必要です。

・費用: 30万円~70万円

・期間: 3ヵ月~1年(目安)

歯並びの悪化に寄与する4つの原因

日常生活の習慣や癖が、歯並びの悪化に関与することがあります。特に、これらの癖が幼少期から無意識に行われている場合があります。これらの原因を理解し、習慣を改善しましょう。

 

・頬づえをつく習慣

常に同じ手で頬づえをついている習慣は要注意です。これにより、一方の顎に過度な圧力がかかり、顎の形状の変化や歯並びの悪化につながる可能性があります。特に、右利きの人は左手、左利きの人は右手で頬づえをつく傾向があるため、自身の習慣に意識的に注意しましょう。

 

・仰向け、うつ伏せ、または横向きで寝る癖

大人の頭の重さは約5㎏と言われています。仰向け、うつ伏せ、または横向きで寝る癖があると、頭の重さが片側の頬や顎にかかります。時折の寝返りは問題ありませんが、日常的にこの姿勢で寝る習慣がある場合、見直す必要があります。枕の高さやマットレスの硬さも重要で、体に合った寝具を選ぶことが大切です。

・口呼吸

口呼吸は口周りの筋肉を緩ませ、口を開けっぱなしにします。これにより歯への負担が変わり、歯並びの問題が生じやすくなります。普段から鼻呼吸を心がけることは大切ですが、睡眠中はコントロールが難しいため、市販の鼻呼吸を促すテープの使用を検討することがおすすめです。また、ヨガなどの運動も鼻呼吸を促進する助けになります。

・抜けた歯を放置する

1本や2本の歯が抜けた場合でも、そのまま放置することは危険です。歯が抜けると、隣接する歯がその空間に傾いて移動し始めます。さらに、噛み合わせていた歯も不足分を補うために伸びることがあります。歯を放置すると、歯並びだけでなく噛み合わせも悪化する可能性があるため、早めの対処が重要です。

 

自己で歯並びを改善する方法

成人になると、成長が止まってしまうため、歯並びを自己改善することは難しいかもしれません。ただし、乳歯が生えている子供など、成長段階の子供たちには、歯並びを悪化させないように注意することができます。

自己で歯並びを改善する方法には以下があります。

 

・悪いクセを改める

小さな頃から歯並びに悪い影響を与えるクセを取り除くことが重要です。頬づえをつく、うつ伏せ寝、横向き寝などの悪いクセが長期間続くと歯並びが崩れる可能性があります。歯並びの変化を感じた場合は、早い段階で歯医者を受診しましょう。早期の治療は期間と費用を節約できます。

 

・唇の筋肉を鍛える

口呼吸を改善するために、唇の筋肉をトレーニングすることが大切です。上下の唇を前歯に被せ、力強く放って「パン!」と音を立てる運動を行います。これを20回を1セットとして、1日に3セット繰り返すことで、唇の筋力を鍛え、口を開けっぱなしにするクセを改善できます。

まとめ 成人になると、骨や顎の形が固定されてしまうため、自己で歯並びを改善することは難しいです。しかし、頬づえなどの悪いクセは骨の歪みを促進する可能性があるため、早めに改善することが重要です。自己で歯並びを改善する方法は情報が豊富にありますが、噛み合わせなどの専門的な問題は歯医者に相談することが不可欠です。歯医者の診察を受けることで、効果的な治療を受けられるでしょう。


 

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