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子どもが歯科矯正する必要性はあるの?デメリットを解説

前回は、小児矯正のメリットについて詳しく解説しました。

魅力が満載のように思えますが、どのような治療にもデメリットが付きものです。

そこで今回は、いくつかのデメリットを紹介します。

小児矯正のデメリット

挙げられるデメリットは、次の3点です。


1.口腔トラブルを引き起こしやすい

2.トータルで見ると治療期間が長くなる

3.子どもの協力がなければ期待した効果が得られない可能性がある


「初めから治療しなければよかった」と後悔することがないよう、事前に詳しく理解しておきましょう。



1.口腔トラブルを引き起こしやすい

装置を装着していると、どうしてもブラッシングがしにくくなります。歯との隙間に食べかすが挟まり、取り除きにくくなるので注意してください。ケアを怠ると、知らず知らずのうちにむし歯になる可能性があります。

せっかくきれいな歯並びを手に入れても、同時に口腔トラブルを招いては元も子もありませんよね。普段以上に丁寧な口腔ケアができるよう、親御さまもサポートしてあげてください。



2.トータルで見ると治療期間が長くなる

小児矯正には「一期治療」と「二期治療」とがあり、一期治療からスタートする場合は経過観察の期間も必要です。

そのため、トータルで見ると治療期間が長くなるでしょう。治療中のお子さまへの負担が、その分大きくなる可能性があります。



3.子どもの協力がなければ期待した効果が得られない可能性がある

お子さまの治療については、親御さまの考えが大きなウェイトを占めます。いざ治療を始めたら、お子さまの協力が得られず苦労するケースも少なくありません。

それもそのはず、装置を付けている間は、どうしても違和感や不快感を抱きやすくなります。これがストレスの種になることもあるので、事前に理解と協力を得ておくことが重要です。




小児矯正のよくある「失敗例」

「後戻り」という言葉をご存知でしょうか?

せっかく歯並びを整えても、自然と歯が動いて元の位置へ戻ってしまう現象です。

後戻りは誰にでも起こり得ますが、定期メンテナンスを受けることである程度予防できます。また歯列が整ったら、マウスピースなどを使って後戻りを防ぐ期間(保定期間)を設けます。

「きれいな歯並びをもう手に入れたから」と装着をサボらず、歯科医師の指示通りに装置を付けて生活することが大切です。歯科医師からもそういった旨を事前にお話ししますが、お子さまにも理解していただいた上できちんと装着することが重要です。



歯科医院の選び方

先述した通り、小児矯正は長期にわたるケースが多いです。「思っていた結果と違った」「歯科医師と考えが合わずトラブルになった」ということがないよう、歯科医院選びは慎重に行いましょう。

チェックすべきポイントは、次の3点です。


・カウンセリングの際に丁寧な説明をしてくれるかどうか

・検査後も治療をするかどうかに関わらず、検査結果や資料をもとに丁寧な説明をしてくれるかどうか

・小児科医や矯正歯科の専門医、認定医であるかどうか


まずカウンセリングの段階で、大まかに費用や期間、抜歯の必要性などを説明してくれる歯科医院を選ぶことが大切です。というのも、矯正治療は原則として全額自己負担です。認識に相違がないよう、どれくらいかかるのか事前に知っておくことが重要です。

また検査後も、結果をもとに丁寧な説明をしてくれる歯科医院が望ましいといえます。治療方法を提案するのは歯科医師ですが、方向性がわからないまま進めると、期待した効果を得られない可能性があります。疑問や不安があれば、この時点で相談して解消しておきましょう。

小児科医や矯正歯科の専門医・認定医であれば、なおよいですね。お子さまの治療や、矯正治療の知識・経験が豊富なので、安心して任せられるはずです。

気になる方は、歯科医院の公式ホームページを確認してみましょう。



小児矯正はNICO矯正歯科へご相談ください!

将来的に歯列矯正を行う可能性があるならば、子どものうちに始めておくのがおすすめです。非抜歯で治療できる可能性が高まるほか、場合によっては治療自体が不要になるケースもあります。

顎が発達段階にある子どもにしかできない治療もありますので、まずは一度かかりつけ医に相談してください。

NICO矯正歯科でも、お子さまへの幅広い矯正方法を取り扱っています。

当院ではメリットだけでなく、デメリットも丁寧にお伝えした上で治療を開始します。また、一度お越しいただいたからといって、治療を無理強いすることはありません。

ぜひ、お子さまと一緒にご来院くださいね。

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