こんばんは、2018年8月愛知県刈谷市にて開業予定
NICO矯正歯科 院長 野村 隆之です。
今日は刈谷市は一日雨模様でした。
そろそろ梅雨に突入しそうですね。
今日は朝から大学で歯学部の学生さんの矯正歯科の
実習のお手伝いをしてきました。
さて、本日は悪い歯並びを放置したらどうなるか、という
内容でご説明させていただきます。
まず不正咬合(悪い歯並び)の程度によって
状況は変わってきます。
小児期であれば、以前もお話させていただいたように
反対咬合(受け口)の方の場合は早めに治療を
開始しないと成長と共にどんどん悪化してしまう
ことになります。
また、噛み込むたびに上下の歯と歯が干渉して
アゴが歪む方向に誘導されるようであれば
成長とともにアゴが偏位してしまう可能性があるので
早期の治療が必要となります。
上顎前突(出っ歯)の方であれば、前歯が機能せず
噛む際の数十キロにもなる力を奥歯だけで負担する
ようになるので将来的に奥歯の歯周病が限局的に進行したり
過度な力がかかることにより歯の根が割れてくるような
トラブルを起こすこともあります。
開咬と呼ばれる奥歯だけでしか噛んでいないような
状況の方も同様に奥歯に非常に大きな負担がかかり
やすくなります。
過蓋咬合と呼ばれる噛み合わせの深い方は放置を
しておくと顎関節症と呼ばれるアゴの関節の問題を起こす
原因となり得ます。
叢生と呼ばれるガタガタの歯並びの方の場合には
ブラッシングが非常にしにくくなるため虫歯のリスクが
高まるのと、歯肉炎や歯周病にもなりやすくなります。
以上、不正咬合(悪い歯並び)についていくつか
ご説明させていただきましたがどの噛み合わせも
放置をしておいていいことはあまりないと思います。
特に小児期の方では治療を始めるべきタイミングは
お口の中の状況によって異なりますので、ご自身で判断
しないでぜひ一度矯正専門医の診察を受信することを
おすすめ致します。
今日は悪い歯並びを放置した場合について
お話しをさせていただきました。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
刈谷市で歯並び噛み合わせに関するご相談は
NICO矯正歯科へ
愛知県刈谷市半城土西町2丁目1番地26
歯学博士 日本矯正歯科学会認定医
NICO矯正歯科 野村隆之