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こんな噛み合わせは治療対象です②

2018/05/16 | 未分類

おはようございます、2018年8月愛知県刈谷市にて開業予定 

NICO矯正歯科  院長 野村 隆之です。

今日は引き続き治療対象となる悪い噛み合わせ

ついてご説明していきます。

前回は、上アゴ下アゴそれぞれで見たときの不正咬合について

ご説明しました。今回は噛み合わせた時の不正咬合について

ご説明しようと思います。

まずは水平的な分類から説明します。

上顎前突:いわゆる出っ歯の歯並びのことを指します。

                    当ブログでもすでに何回かご説明しておりますが

                    上アゴが下アゴに対して前に突き出ている状態です。

見た目にも機能的にも問題があるため矯正治療にて

治療対象となる症例です。

遺伝の他に指しゃぶりや舌の悪い習癖、口呼吸などが

原因として挙げられます。

下顎前突:反対咬合とも呼ばれ、上にあげた上顎前突とは真逆の

     状態です。

上アゴに対して下アゴが前方に位置する

     噛み合わせです。

歯の傾きによるものかアゴの骨格的な位置異常が

原因なのかによって治療方針は異なってきます。

以前もお話ししましたが、アゴの骨格的な成長時期の

関係から早期に矯正歯科を受信した方がいいです。

次に垂直的な分類についてご説明します。

過蓋咬合:上と下の歯を噛み合わせた時に上の前歯と下の前歯が

深く噛み合っているような状態です。

  上の前歯が下の前歯を覆いかぶさるのは正常値で

                          2~3mmとされています。

                         これを超えて深く噛み合わさっている

     場合や下の前歯が上の前歯の裏側の歯茎に

                          食い込んでいるような場合は過蓋咬合と

                          診断されます。

   骨格的に原因がある場合や乳歯を早期に喪失した

                          場合にも過蓋咬合になります。

過蓋咬合は顎関節症の原因になりますので治療対象と

なります。

開咬:上と下の歯を噛み合わせた時に上の前歯と下の前歯が

噛みあわずすき間ができている状態です。

主に前歯で認められますが奥歯で認められる

               こともあります。

指しゃぶりや舌の癖などが原因になる場合と骨格的な要素が

原因になる場合とがあります。

前歯で食べ物を噛み切ることができず、ものを飲み込む時に

舌を前にだして飲み込む癖がつくため更に悪化していく

可能性があります。

また、噛む位置が不安定であるため顎関節に症状がでやすく

なります。

交叉咬合:上と下の歯を噛み合わせた時に奥歯において噛み合わせ

が逆になっている状態のことをいいます。

通常は上アゴの歯が下アゴの歯を外側から覆うように

なっています。

交叉咬合においてはこの関係が逆になっています。

左右片側だけのこともあれば両方とも逆になっている

                        場合もあります。

片側ばかりで噛んでいたり、頰ずえや

       毎晩片側を下にして寝るような癖も原因となりえます。

交叉咬合も顎関節症状を起こす原因となります。

二回にわたって治療対象となるような悪い噛み合わせ

(不正咬合)の種類についてご説明してきました。

ご自身やお子様のお口のなかの状況で少しでも不安や不明な点が

あればぜひご相談ください。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

刈谷市で歯並び噛み合せに関してのご相談はNICO矯正歯科へ

愛知県刈谷市半城土西町2丁目1番地26

歯学博士

日本矯正歯科学会 認定医

NICO矯正歯科           院長        野村     隆之