ABOUT
外科矯正治療とは?
外科矯正治療とは、歯並びの悪さが骨格的な原因で起こっている場合に、歯を動かす矯正治療に加えて、顎の骨を手術で移動させる治療法です。
一般的な矯正歯科治療は自費での治療となりますが、顎離断手術を伴う矯正歯科治療では保険診療の対象となります。
また、これとは別に厚生労働大臣が定める61疾患についても保険診療の適応となります。

FLOW
外科矯正治療の流れ
- FLOW1
初診相談
現在の歯並びの状態や、外科矯正が必要かどうかを診断します。 - FLOW2
精密検査
歯の型取りやレントゲン撮影などを行い、詳しい検査を行います。 - FLOW3
診断と治療計画
検査結果に基づいて、治療計画を立て、患者さんに説明します。 - FLOW4
口腔外科受診
手術を行う口腔外科を受診し、手術について詳しく説明を受けます。 - FLOW5
術前矯正治療
手術前に、歯をある程度整えるための矯正治療を行います。 - FLOW6
外科手術
顎の骨を移動させる手術を行います。 - FLOW7
術後矯正治療
手術後に、歯を最終的な位置に移動させる矯正治療を行います。 - FLOW8
保定
歯が元の位置に戻らないように、保定装置を装着します。
MERIT & RISK
外科矯正治療のメリットとリスク
外科矯正治療のメリット
MERIT
- 骨格的な問題を根本的に解決できる
歯だけでなく、顎の骨の位置も調整することで、より安定した美しい歯並びを得られます。
- 保険適用
顎の骨を移動させる手術は、保険適用になる場合があります。
- より高い治療効果
歯だけでなく、顔全体のバランスも改善できる可能性があります。
外科矯正治療のリスク
RISK
- 手術に伴うリスク
出血、感染、神経の損傷などのリスクがあります。
- 矯正治療に伴うリスク
歯根吸収、歯肉退縮などのリスクがあります。
TARGET
外科矯正治療の対象年齢
成長期のお子様
成長が完全に終わってから治療を開始します。
成人の方
年齢制限はありません。
Q&A
よくある質問
どんな人が手術対象になりますか?
顎変形症と診断され、歯並びの悪さが骨格的な原因で起こっている場合に、外科矯正治療が検討されます。具体的には、受け口や顎の歪みなど、通常の矯正治療だけでは改善が難しいケースが対象です。
矯正治療と手術併用の違いは?
矯正治療だけでは、歯の傾きを調整する程度で、骨格的な問題を根本的に解決できません。外科矯正は、顎の骨を移動させることで、より安定した歯並びを実現できます。
どんな手術をするのですか?
全身麻酔下で、顎の骨を切断し、理想的な位置に移動させます。
手術後、いつから仕事に復帰できますか?
手術後約2週間で仕事に復帰できますが、激しい運動は控える必要があります。